人がくつろぐやすい空間設計となっており、照明、材質や色彩の調和にこだわりぬいたデザインになっております。
お客さまが、お部屋に入る前に、フローリングの床の玄関で、一度、履物を脱いでお上がりいただきます。
これは、お客様のお疲れになったお身体の緊張をとき、よりくつろいでいただきたい想いからなる当ホテルの考えであります。
フローリング床は、ひのき館の名前の由来になっているヒノキ材からなり、古都奈良にある、世界最古の木造建築物である法隆寺にも使われています。
ヒノキは、耐久性が高く木目がまっすぐで、手触りもよく、光沢のある美しさが特徴であります。
また、日本古来、檜風呂で親しまられ、とても香りがよく、まるで森と一体になったような気分になれます。
さらに、ヒノキには断熱効果があり、真冬でも温かくお過ごしになれます。
ひのき館の壁は、珪藻土(けいそうど=diatomite、diatomaceous earth)を使用しております。
この珪藻土は高い保温性と調湿性があり、湿気対策にも効果があり、昨今の日本の暑い夏でも快適にお過ごすことができます。また、七輪にも使われており、耐火性にも優れた素材です。
素材を視覚的に調和させ、お客様がお過ごしになられるお部屋を優しく柔らかい印象にしています。
間接的に照らした明りは、色を柔らかくするだけではなく、光が直接目に入らず、疲れやすい現代人の目にやんわりと優しく、休日の時間をゆったりとお過ごしいただけます。
洗練された空間デザインが身体へのストレスを軽減するとともに、お風呂・トイレが別々で、衛生面でも人に配慮したお部屋となっております。